オリーブ葉エキス 抗酸化特性

オリーブ葉エキス 抗酸化特性

オリーブの葉が持つ強力な抗酸化特性

概要
・抗酸化物質は過剰なフリーラジカルを中和する
・抗酸化物質は、早期老化、ガン、心疾患を予防する

利点
・オリーブ葉エキスは強力な抗酸化剤
・オリーブ葉に含まれる多くの抗酸化成分の相乗効果により、効果が増大

抗酸化物質とフリーラジカル(遊離基)

身体の機能をベストの機能状態に保つためにはフリーラジカルを適量に維持することが大切です。

フリーラジカルは、早期老化、ガン、その他多くの疾患につながる損傷の原因として知られています。しかし、実際に問題となるのは、フリーラジカルが過剰になって身体がこれを制御できなくなったときだけです。フリーラジカルの過剰な作用を抑制するのが抗酸化物質の重要な役割となります。

フリーラジカルとは

フリーラジカルは、毎日私たちの体内で生成されています。身体に害を与えるだけでなく、 健康に有益なフリーラジカルも存在します[8]。たとえば、病気になると、免疫系はフリーラジカルを生成して、有害な微生物から身体を守ろうとします。また、特定の酵素を活性化させて、有益な各種ホルモンを生産するためにもフリーラジカルが必要です[9]。

しかし身体が処理し切れないほど大量のフリーラジカルを生成したり、体内に取り入れたりして過剰になると、健康に悪影響を及ぼします。喫煙、公害、除草剤などの環境的要因は、体内のフリーラジカル量を増やす主な原因となります。

フリーラジカルが有害なのは、「酸化的損傷」という、自動車が錆びるのに似た過程を通じて体内の細胞を損傷させるからです。自動車を常に屋外に放置しておくと、スチールが錆び始めますが、この錆びを予防することによって、自動車の寿命を伸ばすことができます。同様に、過剰なフリーラジカルに対して予防をしたり、抵抗することによって、加齢のプロセスを遅らせることができるのです。

体内のフリーラジカルが増えすぎて、酸化的損傷が蓄積すると、早期老化やガン、関節炎、心疾患、その他多くの変性症状を引き起こします。フリーラジカルによる損傷は、認知症、アルツハイマー病、パーキンソン病とも関係があると言われています。

抗酸化物質の保護作用

抗酸化物質は、多くの電子を持つ有益な分子です。電子をフリーラジカルに提供する(ステップ1)ことで、フリーラジカルが安定した「健全な」分子へと変わります(ステップ2)。

図2: 抗酸化物質が電子を提供することで、フリーラジカルが安定し、健全な分子になる

抗酸化物質は、すべての果物や野菜に含まれています。ビタミンCとビタミンEが最も有名ですが、その他にもビタミンA、亜鉛、セレンなど、多くの抗酸化物質があります。

オリーブの葉など、多くの植物にも抗酸化作用があります。たとえば、緑茶に含まれるエピガロカテキン没食子酸塩(EGCG)には強力な抗酸化作用があり、ブラックベリーに含まれるシアニジン-3グルコシドは、フリーラジカルによる損傷から植物のDNAを保護する作用があります[10,11]。

図3: オリーブの葉は酸化防止活性において55の薬草の中で断トツの1位

オリーブ葉エキスは強力な抗酸化剤

地中海の植物は、環境ストレスから身を守るために、高レベルの抗酸化機能を発達させました[12]。そうして発達した植物のもつ抗酸化物質は、加齢や疾患から私たちを守ります。実際、2007年に行われた調査で55の薬草を評価した結果、オリーブ葉は評価対象のあらゆる薬草の中で最も抗酸化特性が高い薬草の1つであることが判明しました[13]。

オリーブ葉の総抗酸化能(TAC)は、ノニ、マンゴスチン、アサイー、ゴジ(クコの実)の果汁など、その他有名な抗酸化物質と比較しても、目覚ましい成果を挙げています。

図4: 新鮮なオリーブ葉エキスは、総抗酸化能(TAC)として知られる「全範囲」の抗酸化活性において知名度の高い他の抗酸化物質よりも優秀

TACはさまざまなフリーラジカルに対する「全範囲」の抗酸化活性を指し、特定された抗酸化物と特定されていない抗酸化物の両方が測定されていることを示します。これにより、全食品の抗酸化活性に関する全貌が把握できるほか、科学者が相乗効果と呼ぶ現象を研究するのにも役立ちます。
図5: オリーブ葉の抗酸化作用の決め手は、有効成分の共同作用による相乗効果にある
フェノール成分、フラボノイド、ビタミン、ミネラルは、不思議で驚異的な共同作用を発揮します。相乗効果とは、2つ以上の成分の複合効果が、これら別々の成分の効果を合計するよりも上回ることを指します。抗酸化物質が共同で
チームプレイに取り組んでいると想像すると良いでしょう。各メンバーは単独でプレイすることが可能ですが、他のチームメンバーの助けがあってこそ、最良の結果を出すことができるのです。オリーブ葉の全有効成分の相乗効果は、各抗酸化物質を別々に用いた場合よりもはるかに優れた抗酸化作用を実現します。

新鮮なオリーブ葉エキスは、100を超える植物化学物質が含まれていることが知られており、調査は完了していないものの、そのうちの12以上が抗酸化特性を持っていることが既に明らかになっています[7]。オリーブ油の苦い風味の元になっているオレウロペインとヒドロキシチロソールは、オリーブ葉エキスに含まれる抗酸化物質として幅広く認識されています。

序文 はじめに 抗酸化特性 免疫サポート 心臓保護 メタボリック症候群 皮膚の健康 骨・関節サポート 参考文献